マンゴー生キャラメル秘話

ベルカフェの予約状況表を見ましたら、明日の夜も満席になりましたね。
これで予定通り全日満席の、驚異の数字を記録しました。
ベルカフェのみんなご苦労様です。

ベル・エポックとブランダジュール本店は今日明日で年内の営業を終了します。


さて、今年はどんな年だったと振り返れば・・・


忘れもしないのが、


今年の1月8日の日、


車の運転中に・・


ふと、


「宮崎・マンゴー生キャラメル」が浮かんできました。


すぐに店に戻り、


橘田シェフに


「宮崎初のマンゴー生キャラメルを作ろう!」


「次のパームスに載せるから、一週間で完成させてほしい!」


・・と、翌日から3日間東京の実家に帰る橘田シェフに御願いしました。


一方、月刊パームスの担当のN女史にも、


すでに2月号の写真撮影も済ませ、校了の近付いた中、


「新商品を載せるから作業を一旦ストップして!新商品の撮影は締め切り日の16日。」


「なんとかしてね!」


・・と、かなり強引に広告の予定変更をさせてしまいました。


そして4日後、東京から帰ってきたシェフが、


「コレではどうでしょう?」と作ったのが、
あの空前の大ヒットとなった“マンゴー生キャラメル”でした。


彼は実家に戻っても、マンゴー生キャラメルのレシピを考えてくれていました。

発案から8日後、パームスの原稿締め切り日に撮影したのがこの画像です。


この画像のパッケージは、デザイナーにもかなり無理を言って3日間ほどで作ってもらいました。
薄い紙にプリンターで印刷しただけのペラペラのダミーの箱なのです。笑


問題も発生しました。


それは“宮崎産マンゴー”です。


当社は野尻町のマンゴーを年間1トン買取で契約していますが、これはフロマルージュ(完熟マンゴーのチーズケーキ)とマンゴープリン用です。


昨年から知事ブームで宮崎マンゴーが大人気になっており、新規で宮崎マンゴーを数トン手に入れるのは不可能に近い状態でした。


それでもいろいろ当たってみましたが、
どこに聞いても、「それは無理」の返事でした。


困り果てて、、


ちょっと立ち寄った山形屋で、


偶然に、ある人とバッタリ・・・


その人は宮崎マンゴーの事なら何でも知っているというくらいの人で、この出会いは奇跡でした。


「宮崎マンゴーが最低2トンほしい!」


「なんとかしてください!!」


・・と、涙目で訴える私の前で、


すぐにケイタイを取り出しある方に電話をしてくれました。


そして、


「宮崎マンゴーの元締めに電話したら、2トンはなんとかするって!」・・と、


これは嬉しかったですね〜。


急いで店に帰って、

「マンゴー2トン手に入れたぞーーーーー!」と叫んでしまいました。



材料の手配も済み、


これで1月26日、


月刊パームス2月号発刊と同時にマンゴー生キャラメルの発売開始・・と考えていましたら、


2つの情報が耳に入ってきました。


一つ目が、「JAさんが2月6日にマンゴー生キャラメルを大々的にマスコミを使って発売を開始するらしい・・・」


二つ目が、「花畑牧場が知事とのコラボでマンゴー生キャラメルを発売する・・・」というものです。



正直、「これは大変なことになった・・・」と思いました。



相手がJAさんと花畑さんですから、当社みたいな小さな会社は太刀打ちができません。。。



そこである女性に電話しました。


そして、それがこんなカタチで、


実を結びました。



マンゴー生キャラメルは、

ブランダジュールが“元祖”を決定付けた瞬間でした。







本当にたくさんの皆様の温かいご支援のお陰で、マンゴー生キャラメルは誕生しました。

皆様本当にありがとうございました。

投稿日時:2009.12.29(Tue) 11:42:40|投稿者:miyata