音楽と料理のマリアージュ!!★(*^-゚)⌒☆

聖夜・・☆
レミューズで“クリスマスナイト”のイベントを開催しました。


レミューズらしくというか、レミューズでしかできないものと考えて、“音楽と料理のマリアージュ”をテーマに、
カッキーMgがプロデュースしてくれました。

演奏してくださったのは高鍋在住の演奏家、Violin&Piano Duo ミールの稲田竜斗、由佳里さんです。

レミューズでは、機会あるごとに素晴らしい演奏家との出会いがありますが、
私的には今年聞いた演奏家の中では一番です!
大好きなピアソラのタンゴも聴けて最高でした!!

お客様も素晴らしい演奏と美味しい料理に大満足のクリスマスナイトだったと思います。


そういえば以前、劇場発刊の情報誌クレッシェンドに一度だけコラムを書いたことがありますが、
お暇でしたらお読みください。↓↓↓

『ワインと音楽の意外な共通項』

ワインには基本的な楽しみ方があります。

ワインがグラスに注がれるとまずは「外観」を見て、“輝き”や“清澄度”、そして“粘性”や“色”をみます。

次に「香り」。ワインの魅力として、味わいはもちろんのこと、やはり「香り」の部分が重要で、よくいろんな花や果物にたとえながら香りを表現していくのです。

そして口に含んでの「味わい」。
色調、香りと来ると、ある程度味わいの予想というものは出来ます。

口に含んだ時のアタックや広がり、密度、酸味や甘味、そして苦味を感じていきます。

最後は「余韻」です。静かに喉元を通り過ぎていったワインの余韻をゆっくりと楽しむのです。

さて音楽に当てはめるとどうでしょう?
オーケストラが「外観」、第一楽章が「香り」、第二楽章からフィナーレまでが「味わい」。
そして感動の「余韻」をいつまでも長く楽しみたいと思うものではありませんか。

またワインには料理とのマリアージュ(結婚)というのがあり、ワインと料理の相性を考えながら飲むと、最高の食卓になると言われています。

さてワインと音楽のマリアージュはどうでしょう?

たとえばバッハの「G線上のアリア」には、豊かに響くバイオリンの音色に合わせ、優雅さの中に、深みがあってまろやかなボルドーのサンテミリオン地区の「シャトーオーゾンヌ」を。

聴いていると思わず踊りだしたくなるようなヴェルディの「乾杯の歌」には、シャンパーニュの「ブーブ・クリコ・ポンサルダン・ブリュ」。

高濃縮、緊張感、長い余韻のピアソラのタンゴには、快楽を高めあえるブルゴーニュの銘酒「ラ・ターシュ」とのマリアージュが嬉しくなりそうです。

最後にワインも音楽ももしかしてこの世になくても生きていけるものかもしれません。

しかしあるとこんなに楽しく、心を豊かにしてくれるものはありません。
そしてワインも音楽も、いいものはじっくりと年を重ねるほどに美味しく味わい深くなっていくものです。

さて今日も芸術の女神、ミューズにシャンパーニュで乾杯して、幸せな時間が永遠に終らないように、
フェルマータをつけて過ごしたいですね。

宮田猛敏

投稿日時:2008.12.26(Fri) 10:27:43|投稿者:miyata